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寝すぎ・座りっぱなし・運動不足 早死にリスクあり

  • ymhmakeyourbodyyou
  • 2017年4月1日
  • 読了時間: 3分

睡眠不足が健康を損なう原因になることは、「耳にタコができる」くらい散々言われている。そのうえ今度は、寝過ぎも早死にの要因になるという研究結果が報告された。

□睡眠の取り過ぎも問題 シドニー大学が、健康的な加齢に関する大規模研究「45 and Up Study」に参加したオーストラリア人23万人のデータを分析した。死亡率や疾患の発症率を高める要因としては、これまで喫煙や多量の飲酒、乱れた食生活、運動不足が知られているが、この分析結果によると、これらに、座りっぱなしの生活、睡眠不足、睡眠の取り過ぎも仲間入りするのだという。

□寝過ぎ、座りっぱなし、運動不足は早死にリスクを高める 喫煙や運動不足などのリスク因子が、疾患発症率、死亡率に影響することは分かっている。研究チームは、それらがそろった場合、どの程度の影響が増大するかを検証した。

この結果、「寝過ぎ+座りっぱなし+運動不足」の組み合わせは、「喫煙+多量の飲酒」と同様に、早死にリスクが4倍以上高くなると報告された。

□他の組み合わせも早死にリスクを高めるので注意 このほか、「運動不足+寝過ぎ」「運動不足+座りっぱなし」「喫煙+多量の飲酒」の組み合わせでも、早死にリスクは2倍以上になるという。これらの結果を受けて、「今後、公共の健康プログラムなどを作成する場合、リスク因子をバラバラに見るより、組み合わせて検討することが望まれる」と、研究者は勧めている。

今回の研究では、睡眠時間が9時間以上だと「寝過ぎ」、1日7時間以上の座位を「座りっぱなし」、エクササイズが週に150分未満で「運動不足」と定義している。

□寝過ぎで死亡リスクは30%増える 前述の研究でリスク因子の「寝過ぎ」「座りっぱなし」「運動不足」。それぞれについても、次のような研究発表が行われている。  イギリスのウォーリック大学などの研究チームが、約138万人を対象にした研究17件を分析したところ、睡眠時間が8時間以上のグループは7~8時間睡眠グループに比べ、死亡リスクが30%多くなっている。また、7時間未満のグループは7~8時間睡眠グループに比べ、12%高くなった。

□座りっぱなしも死亡を早める 「American Journal of Preventive Medicine」誌に掲載された研究では、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が実施した「女性の健康イニシアチブ研究(Women’s Health Initiative Observational Study)」に参加した50~79歳の女性約9万2000人のデータを分析した。

これによると、1日11時間以上座っているグループは、座っている時間が4時間以下のグループに比べ、全ての死因により死亡が早まる割合が12%高くなるそうだ。また、活発に動かなかった場合、心血管疾患による死亡率が13%、がんでの死亡率も21%高まるという。

□活発に動かない人は気を付けて さらに、ケンブリッジ大学研究チームは、「ヨーロッパのがんと栄養に関する予見的研究(EPIC)」に参加したヨーロッパ在住の男女約33万4000人のデータを、自己申告によってインアクティブ(非活動的)とアクティブ(活動的)に分け、分析したところ、非活動的なグループは活動的なグループに比べ、早死にするリスクが16~30%高くなっていた。

死亡リスクの因子をそれぞれ見ても、これだけの影響がある。まして、3つもそろえば健康に良くないことは誰の目にも明らかだろう。「分かっちゃいるがやめられない」などという言い訳はもうよして、少しずつでもライフスタイルを変えていくことを本気で考えなければならないのかもしれない。

YMH 熱海 BODY MAKING では、それぞれに合った身体作りのメニューを提供させていただきます。楽しく、身体の変化を感じながら運動不足を脱していきましょう。


 
 
 

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